歯ぎしり

歯ぎしりについて

歯ぎしりとは?

睡眠時や日中に歯をすり合わせたり歯を噛み締める習癖のこと。ギリギリと音が出るもののほかに、音が出ない歯軋りもあります(食いしばり)。夜間の睡眠中、無意識に行うことが多いが、日中にも無意識に行われている場合もある。

原因と症状

習癖と呼ばれていますが、ストレスや、悪いかみ合わせによるところが大きいようです。また、スポーツをされている方でプレー中にグッと歯を食いしばる方もいらっしゃいます。

歯ぎしりが影響して引き起こる症状は、主に『噛むと痛い』や『歯がしみる』などが挙げられます。

歯ぎしり

歯ぎしりの二次障害

歯への障害

歯がすり減ってしまう

応力が歯の付け根に集中し、
歯の根元が削れてしまう

ひび割れが起こり、最悪の場合
歯が割れてしまう

歯の周りの組織への影響

  • 歯根膜靭帯が伸びてしまい噛むときに痛みが出る
  • 歯を支えている骨が吸収して減ってしまい歯がグラグラしてくる
  • 力が集中している歯の周りの歯茎が撓んで特徴的な形に変化する
  • 歯茎が下がってしまう

  • 歯周病がある場合は、歯周病が重症化しやすくなる

歯ぎしりのセルフチェック

歯軋りは実際に自覚がない方も多くいらっしゃいます。歯軋りが原因の痛みで来院される方の多くは、「奥歯が噛むと痛い」、「歯がしみる」と来院されるのですが、虫歯も歯周病もほとんど問題ない30代の若い方も多いです。ご本人は虫歯か何かと思われていることが多いのですが、当院で歯周病検査を行うことで歯軋りが主な原因であることが初めてわかりびっくりされます。

ただ、そのような検査をして歯軋りのご指摘をさせていただいても、患者様御自身には実感がないため、納得できない場合もあります。そのような時は実際に歯軋り用のマウスピース(ナイトガード)を1週間程度使用していただきます。そうすると、固い材質でできているマウスピースが、1週間後歯軋りによって傷つき、場合によっては深くエグれてしまっているところを確認していただきます。ほとんどの患者様はそこで観念されるようです。

歯ぎしりのセルフチェック

歯ぎしり治療の流れ

STEP1 問診により、生活習慣、お仕事の状況を確認します
STEP2 上下の型を取り、マウスピースを作製します
STEP3 作製したマウスピースを患者様の歯に装着し、装着感、歯の接触状態を調整し、問題なければお渡しします。
STEP4 1週間後にマウスピースの装着感、歯の接触状態を確認し、記録を取ります。必要があれば微調整を行います。
STEP5 患者様の歯軋りの強さによっては、1か月でマウスピース本来の機能が発揮できなくなるほど、深く傷が入り、穴が開いてしまうこともあります。その場合は修理、あるいは再作製をする必要があります。患者様の来院ごとに、マウスピースの傷の状態に関する記録を取り、1〜3か月の間で来院間隔を調整させていただきます。

歯軋り治療例

未装着時

歯軋り用マウスピース装着時

左右に歯軋りした際に奥歯が離れる噛み合わせとなり、奥歯の負担が軽くなります。

歯軋りによって削られた痕

診療時間
08:30 - 11:00 × × ×
12:00 - 16:00 × * × ×

* ただし土曜日のみ17:30までの診療、15:00~16:00は休憩になります。

03-6416-5199

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東京都渋谷区南平台町15番13号 帝都渋谷ビル1階
渋谷区南平台の歯医者 【南平台歯科クリニック】
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